啓成会高等職業技術専門校 義肢装具科
“実学一体”のカリキュラム構成により
ものづくりの基礎を徹底習得!!
当校は就職を目的として義肢装具製作の技術・技能習得の為の職業訓練を行う専門校です。
その他、福祉用具の製作・技術講習を行っています。

ものづくりの基礎を学ぶ
入学してすぐ行うことは、ものの形状や寸法について。製作は自分だちの「道具」づくりから。
加工の基本は「カッコウ」なんです。熟練技術者の作業姿が「サマになっている」のは何故なのか?

実践力が養われる環境
義肢装具製作現場との連携により、お客様が実際に使用する製品および製作環境が日常的な環境です。
これにより、「理論と実際の相違」を認識し、より実践的な技術・技能の習得が可能です。
概要
- 訓練概要
- 義肢及び装具製作に必要な基本的加工要素(機械加工、プラスチック成型加工、皮革加工等)を織り込んだ複数の基礎課題を実施する。また、これに伴う基本的知識、行動意識並びにコスト意識等を結び付け、実践力の伴った技術・技能を立体化させていく。
- 受講期間
- 4月〜3月 12ヶ月間
- 訓練時間
- 月曜日〜金曜日 9:10〜15:50 祝祭日は除く
- 実施科目
-
学科(399時間)
- 義肢装具概論
- 義肢及び装具製作法
- 医学一般
- 機械工学概論
- 工作法一般
- 生産工学概論
- 義肢装具材料学
- 電気工学概論
- 製図
- 関係法規
- 安全衛生
実技(1005時間)
- 測定基本実習
- 機械工作基本実習
- 装具製作実習Ⅰ・Ⅱ
- 義肢製作実習Ⅰ・Ⅱ
- 義肢装具臨床実習
- 安全衛生作業法
- 目標
- 義肢装具製作の技能習得に必要な実技及び知識等を学ぶと共に、より良い品質の製品を作るための最低限の技能水準の達成をめざし、ひいては、将来的に義肢装具使用者の日常生活動作の向上をサポートする高いレベルの専門的製作技能者となりうる基本的素地を習得する。
- 将来像
- 訓練修了後の関連事業所就業時において、製作担当として即戦力となりうる技術・技能を持つ。
資格
訓練修了後、0年の実務経験で次の検定試験の受験資格が得られます。
- 技能検定試験 2級義肢製作
- 技能検定試験 2級装具製作
訓練修了時労働安全衛生法による特別教育修了証が得られます。
- 自由研削用といしの取替え等の業務に係る特別教育
義肢装具士国家資格の受験資格は得られません。
卒業生の声
金子 昇平
Kaneko shouhei
116期生
平成30年度
装具製作会社勤務
失敗から学び
大きく成長できた
啓成会での一年間

牧 美沙子
Maki Misako
109期生
平成23年度
装具製作会社勤務

けやきの会(義肢装具OB会)
毎年、在校生が企画・開催する「けやきの会(啓成会高等職業技術専門校義肢装具科OB会)」は、同期生の旧交を温めるだけでなく、情報交換や先輩、後輩同志のつながりの場となっています。
専任講師
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水澤 二郎
- 義肢装具科指導員
- 職業訓練指導員
自分の頭でしっかりと考えて、自分の手を動かして、必要とされている製品を作り上げていく。そして、それを使うことで、その人の生活や人生までもが劇的に変わることもある。良い成果に対しては相応の対価だけではなく、感謝の言葉までいただくこともある。義肢装具等の福祉用具に携わる仕事は、その価値がダイレクトに自分に返ってくる職業です。
先人は、あらゆる分野において様々な方法を積み上げることにより、ある一定の基準をつくり上げてきました。もっと良い方法はないのか、もっと良い材料はないのか、なぜこのようにならないのか、こうするためには何が必要なのか。多くの先達が突き詰めて考えて、実践して、失敗して、を積み上げてきてくれたからこそ現在があり未来へ繋がるものと考えております。
ユーザー個々に異なるニーズに対して、生きていくための道具の一つになるものをどのようにして形にして提供するのか? いわゆるセンスの有無、手先の器用さなどはあまり問題ではなく、ものを作る仕事に取り組む姿勢や具体的なノウハウの根本を支える「基礎」、「基本」が大切だということを実感していただければと思います。
-
中島 由博
- 義肢装具科講師
- 義肢装具士
座学で学ぶ理論的なところから、実際の加工時に必要となる基本的な内容を、複数の課題製作を通して、理論と実践の違いを体感できるように取り組んでいます。
また、製作技術者としての視点だけでなく実際の現場で医師や理学療法士とのやり取りで重要となる点や、ユーザーが必要としているポイントを義肢装具士としての視点を交えて、モノ作りの考え方、楽しさを伝えていきます。
募集要項
令和5年 4月生 義肢装具科 募集要項
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