啓成会高等職業技術専門校 車いす・シーティング科
高齢者及び障害児・者が使用する「車いす・姿勢保持装置」等の福祉用具に関する医学的・工学的専門的知識を学ぶと共に、これら機器の製作,現場での調整,修理,改良及び各種相談等ができる実践的技術者またはフィールドエンジニアとなりうる基本的な技術・技能を習得することを目標とする技能養成コースです。
概要
- 方針
- 高齢者および障害児・者が使用する「車いす・姿勢保持装具」などの福祉用具に関する製作・メンテナンス等の実践的な技術・技能を習得する。
- 受講期間
- 6ヶ月間
- 開講時間
- 月曜日〜金曜日 9:10〜15:50 祝祭日は除く
- 実施科目
-
学科(約250時間)
- 福祉用具概論
- 車いす概論
- 姿勢保持概論
- 基礎医学
- 機械工学概論
- 生産工学概論
- 福祉用具材料学
- 材料力学
- 基礎製図
- 関係法規
- 安全衛生
実技(約430時間)
- 測定基本作業
- 製図実習
- 機械工作基本実習
- 姿勢保持装置製作実習
- 福祉機器実習
- 安全衛生作業法
- 姿勢保持体験演習
- 目標
- 高齢者及び障害児・者が使用する「車いす・姿勢保持装置」等の福祉用具に関する医学的・工学的専門的知識を学ぶと共に、これら機器の製作・現場での調整・修理・改良及び各種相談等ができる実践的技術者またはフィールドエンジニアとなりうる基本的な技術・技能を習得する。
資格
本講習の全過程を修了し、修了試験(学科・実技)に合格され関連業種に就職後、上長の推薦状を提出していただくことで、以下の認定(又はこれと同等の認定)が得られます。
- 車いす安全整備士資格
一般社団法人日本福祉用具評価センター:JASPEC
工具などを使った経験がない方でも基本からしっかりお伝えしています。
調整、修理、整備作業は力ずくではいけません。
コツをつかんでより良く道具に仕事をさせるやり方をお伝えします。
専任講師
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片石 任
- 車いす・シーティング科講師
- 車いす安全整備士
- シーティングエンジニア
「前例がないのでできません。」とお客様に言うことができますか?
実は、言うのもお断りすることも簡単です。ただ、言うのも断るのも簡単ですから、なんとかならないか?どうにかならないか?と考えてみることはできませんか?車いすや座位保持装置を必要とする方々用にすぐそのまま使える部品や材料はあまり多くはありません。何かしらの加工をしていかなければなりません。材料を製品とする加工技術や材料選びの気付きなどをこの「車いすシーティング製作技能養成コース」で学べます。
はじめは誰もが初心者です。低い階段を上るように少しずつ少しずつ成功体験を積み重ねていきましょう。時にはすぐにできないこともあるかもしれません。その時は自分ができるところまで戻ればいいのです。一つ一つの小さな成功体験を積み重ねて時にはすぐにできたり、時には何回やってもできなかったりすることもあります。実はそれが当たり前なのです。できたりできなかったりを繰り返してしだいにできるようになる、すなわち技術の向上を得るのです。
技術の裏付けとなる座学も同時進行で進みます。新たな貴方を見つけ出してみませんか?お待ちしております。
募集要項
本年度の車いす・シーティング科のエントリーは終了しました。
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